どのようなものが必要かは保護具カタログなどに書いてありますが、カタログに書いていない、または書いてあっても分かりにくいことを書きます。
(防毒マスク、防じん機能付き防毒マスクについては別記事にする予定です)
吸入による障害が考えられる鉱物性粉じんは、肺に入らないようにすればよいのですが、消化器に入って消化され、身体に蓄積し、障害がでる特定化学物質は 、吸引しないことはもちろんですが、口に入らないことも考慮しないといけません。
こまめにフィットチェックするのは当然ですが、会話をする場合、マスクを着用しているとなかなか聞き取り難いです。
ついついマスクを無造作にずらしてしまいますが、マスクをずらすと、徐々にマスクの密着性が悪くなることを留意しましょう。また、あごなどに有害物質が付着していた場合、マスクの内側に有害物質が付着して口に入る可能性があります。
マスクをずらさずに会話できるように、伝声器があるとよいです。
私が使っているマスクの紹介
3MのQLシリーズです
本体とろ過材、それとろ過材のカバーです。
付けるとこうなります。向かって右側はカバーを付けていない状態です。
カバーを付けるとこうなります。
カバーはろ過材についた有害物質が手や衣類に触れることにより、付着または有害物の脱落を防止するためです。
普通の粉じん作業なら、カバーは必要ないでしょう。ですが、有害物、特に有害性の高いものにはろ過材がむき出しでないほうが、私は安心です。
また、このQLシリーズはクイックラッチ(youtube動画)ができます。
伝声器があればいいのですが、このクイックラッチを使えば片手でマスクを開け、元通り着用することができるので、ゆるみが少ないです。
あと、鼻のところがスリムに作られているので、眼鏡の鼻当てにあたりません。
でも、3Mさんのはお高いのが玉に瑕・・・